おそらく永久保存版になるであろう本記事です。
こんなことまで関係しているのかという対処法もあるので、是非試してみてください。
そしてこれらに記載されている処置を試しても、必ずしもパフォーマンスが向上するお約束はできないのでご了承ください。
(人によってPCの環境は違いますしね。)
前提(今回は必ず読んでほしい)
結論から言いますと、SPT(Mod版Tarkov)は本家Tarkovに比べてパフォーマンスが低いです。
- SPT(Mod版Tarkov)ではAIが全てローカル上で実行される
- BSGはAIを最適化していない
(BSG…Battlestate Gamesの略でTarkovの開発元)
以上の理由からSPTはローカルPvEや練習モードと同等のパフォーマンス。
特に敵SCAVを倒した時にスタッターが発生したりする経験があるのではないでしょうか。俗に言うあれもAIの最適化不足に当たるそう。
なので今回はパフォーマンス不足に可能な限り対抗していこうという記事です。
ゲーム内で出来る処置
『Nvidia Reflex』をオフにする
実はSPTで度々言われているNvidia Reflex。
主な原因はボットの生成時にスタッターが発生するからとあります。
私はずっとオンにしていましたが特に気にならなかった…かな…
『Nvidia Reflex』の項目はグラフィック設定にあります。
『Street of Tarkov 低テクスチャ解像度モード』に✅
SoTはただでさえ広くて重いマップなのでSPTのパフォーマンスだとロクに撃ち合うこともままなりません。
✅を入れてもなお重いですが、やらないよりはいいはず。
メインメニューの背景を変更する
「これ意味あるの?」と思う項目ですが、背景を『The Unheard』に設定していることによって、とてつもないパフォーマンスの低下を引き起こす可能性があるそうです。
現在メインメニューの背景がアンハードになっていて、意味も分からず動作がカクついたり、急激なフレームレートの低下が起こった場合はこいつが原因かもしれません。

既にご存知かと思われますが、背景はここで変更可能です。
適当に『The Unhead』以外にしておけば大丈夫かと。
(私は/CyberTark/をずっと使っているけどこの子は平気なはず。平気だよな…?)
障害物を乗り越える項目
上の背景と同じでこれ意味あるのと思われる項目の1つ。
場所は『中程度の障害物を乗り越える』(上の画像と同じ場所で変えられます)
私は最初から自動乗り越え設定が気に入らなかったので『ホットキー』になっていますが、何もいじって居なければ『自動』のはず。
これをホットキーにすることでもパフォーマンスが改善するらしい。
あまり何が原因で悪さをするのか分かりませんが、「自動乗り越え設定がフレーム毎に乗り越え可能なものをチェックする原因となっていた」からとかなんとか。
設定の好みはありますが、少しでもパフォーマンスを食っている原因を潰したいならホットキーにするのをお勧めします。
MOD導入などでできる処置
『Waypoints - Expanded Navmesh』の導入
BOTの行動範囲を広げるMOD
実はこのMODにはAIの頭を良くする機能がついています。
もう少し細かく言うと、botがパスファインディングを最適化するようになるため処理負荷の軽減になるんです。
本来はBOTが障害物に引っかかるのを防止したり、広いエリアを探索できるようにするためのMODなのですが、実はそのおかげでAIが最適化するという訳ですね。

『Waypoints - Expanded Navmesh』上の文字でもリンクに飛べますが一応
『Ram Cleaner Fix』の導入
メモリクリーナーを最適化するMOD
メモリクリーナーとは
ゲームはプレイ中に大量のデータをメモリに読み込みます。
が、長時間プレイしたりしてると不要なデータが残り続けて、だんだんとメモリの消費量が増えていきます。
メモリクリーナーとはこの不要になったデータを定期的に削除し、メモリを解放する機能のこと。
Tarkovにはメモリクリーナーが内蔵されているようですが、秒間隔でクリーナーが行われるわけではなくレイド中にEscキーを押したときにのみ動作するようです。
この『Ram Cleaner Fix』の詳細な設定はMODページをご覧ください。
…ですが一応設定を載せておきますね。

- Interval enabled … チェックを入れて有効化
- Interval(seconds) … デフォルトでは300秒間隔。5分。
- Clean now … クリックで今すぐクリーン
- Only in raid … レイド内のみRamCleanerが有効
最初から文字だけで良かったのではないかという問題はさておき、F12キーで開けるいつもの画面からはこのようになっております。
私はデフォルトで使用していますので(たぶん)、全然デフォルト設定でも問題ないと思われます。
数あるMODの中で設定項目が少なくていじりやすいですね。
『Ram Cleaner Fix』文字で飛べますがこちらも一応リンクを
『AI limit』の導入
遠くにいるAIの行動やAIの数を制限するMOD
ちなみにこのMODは本当にフレームレートが上がりますよ。
あまりAIの数を減らしすぎるとレイドが少し静かになるけどね…
『boot.config』ファイルの編集
こちらはMODではありません。
こちらは私が見つけたわけではなく、Gabria氏が見つけたようでこの作業にかなりの時間を費やしたそうです。

既に完成された調整ガイドを用意してくれているので、あえてここで説明はしません。
必ず『boot.config』のバックアップをとってください。
もし設定変更後、おかしな動作が起きた場合はバックアップしたファイルを元に戻すだけで終わります。
変更後『物理コアを使用する』に✅をお忘れなく。
"(SPTフォルダ)\EscapeFromTarkov_Data\boot.config" ⇐ここにboot.configがあります。
最終手段
PCの掃除をする
エアダスター
面倒ですよね、面倒なんですがPC内部に溜まったホコリを飛ばすのって結構いいんですよね。
冷却ファンやヒートシンクにホコリが詰まると排熱がうまくいかず、PCの温度が上がって動作が重くなる原因にもなります。
実はこれ、SPTに限らず他ゲーム中のカクつきやフリーズの原因になっていることもあるので侮れません。
最近は手軽に使える「ガスタイプ」と繰り返し使える「電動タイプ」の2種類があるので、用途や好みに合わせて選べるのもいい。
それはそれで掃除するかどうかは別ですけどね。
無難におすすめなエアダスターを貼っておきます。
よく使う人は電動タイプがいいらしい。
私は頻繁に使用しないのでガス。
帯電防止ブラシ
エアダスターで吹き飛ばせない細かい部分には、静電気防止タイプのブラシが大活躍します。
ファンの羽根やヒートシンクの隙間など、手が届きにくい部分の清掃にぴったり。
エアダスターで大まかなホコリを吹き飛ばしたあとは、細かい隙間やファンの羽根に残ったホコリが気になってきますよね。
どうせ掃除するならまとめて綺麗にしておきたいタイプなのでコレも候補。
特に静電気を防ぐタイプを選べば、デリケートなPCパーツにも安心して使えるので1本持っておいて損はないですよ。
CPUグリス
もうひとつ、パフォーマンスを少しでも改善したい方にオススメなのがCPUグリスの塗り直しです。
通常、CPUとクーラーの間には「グリス」と呼ばれる熱伝導用のペーストが塗られており、これが経年劣化すると冷却効率が下がってしまいます。
SPTのような高負荷なゲームではCPU温度の影響がパフォーマンスに出やすいので、定期的な塗り直しで冷却性能を回復してみるのも手。
(高性能なハイエンドモデルPCでもSoTでは40~50FPSしか出ないという意見もあるので真相はいかに。)
ですが実際グリスの塗り直しは効果てきめんです。
グリス自体も値段は高くないので、どうせ掃除するなr